ローン一本化は銀行をおすすめしない1番の理由って?

 

ionn78「おまとめローンは消費者金融より銀行の方がいい」と思っていませんか?

 

おまとめローンを利用してローン(借金)を一本化することで毎月の返済回数を減らせたり、金利が安くなったり、月々の返済額を減らせたり様々なメリットがあるのも事実です。

 

そして、その中でも銀行のおまとめローンの方消費者金融のおまとめローンに比べて金利が低かったり、借入限度額は多かったりする傾向があります。それに銀行という響きは消費者金融に比べるとなぜか安心してしまいますよね。

 

しかしローン一本化を銀行を利用することはおすすめできません。その理由については、わかりやすいように、まず一般的なローン一本化に関するデメリットを解説したあとでお伝えします。
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1.ローン一本化の一般的な5つのデメリット

 

1−1.金利が期待するよりも下がらない

 

消費者金融の利息は高いので銀行ローンに乗り換えれば金利が下がることがほとんどです。ですが、複数の消費者金融・銀行から借り入れしていて、その金利に差がある場合は必ずしも金利が下がるわけではありません。

 

全く変わらなかったり、選ぶ会社を間違えるとローン一本化する前よりも金利が高くなってしまう可能性があります。

 

そうならないように考えたいのが「加重平均金利」です。具体的にお伝えします。下の表をご覧ください。

 

借入先 借入残高 金利 月々の返済額
A銀行 90万円 12% 20,000円
B会社 5万円 18% 5,000円
C会社 60万円 15% 20,000円
合計 155万円 45,000円

 

これはある債務者の借入状況と残高、金利を示したものです。

 

加重平均金利は簡単にいえば、
(複数の借入先の金利の合計金額) ÷ (借入残高の合計)
です。

 

この式から求められる値が加重平均金利となり、借入総額に対する金利となります。ですので、現在の借り入れ状態が上の表のようであった場合、

 

金利の合計金額=(90万×0.12+5万×0.18+60万×0.15)=20.7
借入残高の合計=(90万+5万+60万)=155万
加重平均金利 =20.7万/165万 ×100 =13.4%

 

となります。

 

つまりローン一本化するときは金利13.4%以下でなければ一本化する前よりも金利が高くなってしまうわけです。もしおまとめローンを組むなら、総額の金利はいくらなのか、加重平均金利を計算してからどこにするか探すようにしましょう。

 

広告や口コミにつられて勢いでおまとめローンを組んでしまうと、借金が1つにまとまることで精神的ストレスからは少し解放されるかもしれないですが、現実的に金利の面では損をしてしまうかもしれません。

 

アイフルやプロミスのような消費者金融で借り入れしたものを銀行系のローンに一本化する場合はまず間違いなく金利が下がるので心配はありませんが、借り換え・一本化に銀行での借り入れが含まれている場合は事前に計算しておきましょう。

 

 

1−2.金利は下がったのに支払う利息が増大?

 

ローン一本化に合わせて月々の返済額を減額すると、金利は下がったのに支払総額は増えてしまったというケースもあります。返済額が安ければ安いほど返済期間は長引き、その分、利息が増えてしまうからです。

 

ローン一本化するときというのはほとんどの場合、複数社から借り入れをしていて毎月の支払いが苦しいことが理由だと思います。おまとめローンなどの助けを借りて「月々の支払額を下げたい」「借金を減らしたい」という想いがあるはずです。

 

もちろん金利が下がることで、同じだけの元金を返済するのにかかる利息は安くなります。そのため月々の返済額も減ることになります。

 

ですがたとえば、毎月の返済額を今まで返済していた元金分よりも安い最小返済額まで下げてしまった場合はどうでしょうか。毎月の返済額は大幅に下がって生活が楽になることはたしかですが、返済期間はずっと長くなるなので、結果的に支払総額が高くなってしまいます。

 

また銀行カードローンでは借入残高が減少するに従って自動的に返済額も下がっていくことが多く、いつまで経っても返済が終わらないということにもなりかねません。返済額が下げられていないか注意する必要があります。

 

ローン一本化は月々の返済額を減らすことはできても借金を減らせるわけではないということを忘れないようにしましょう。

 

1−3.過去に払いすぎた利息はそのまま

 

そもそも銀行ローンでの借金一本化というのは、新たに銀行から借り入れをして、そのお金を使って現在残っている他の消費者金融や銀行で借り入れたお金を返済することです。

 

これは利息制限法に基づく引直計算をしないため、借金の総額は減りません。過去に払いすぎた利息もそのままです。

 

これまで長期間借り入れや返済を続けていた方は、借り入れをした当時、利息制限法を超える違法金利で借り入れていた可能性が高いです。そのため、払いすぎた利息を再計算することで借金の借入残高を減らせたり、残高以上の過払い金が発生していたことが判明したりすることもあります。

 

しかしおまとめローンなどを利用する場合、過払い金の存在に気づかないまま返済してしまうことが多いです。支払う必要がなかったお金まで支払っている状態で、しかもそれに気づくことができません。金融機関もわざわざ自分が損する情報を親切に教えてくれません。

 

借金をまとめるのではなく減額したり、過払い金を請求したりする場合は自分一人では難しいので、専門的な知識と経験を持つ弁護士に相談する方が手間もなくおすすめです。

 

 

1−4.完済した業者から再び借り入れができてしまう

 

ローン一本化によって一括返済した消費者金融やクレジットカードのキャッシングは、その後も使えます。

 

おまとめローンを組んだ人の情報は「個人信用情報機関」に登録されて金融機関で共有されています。そこにはどこから借り入れしたことがあるか、何社に申し込みをしているか、その審査結果はどうだったか、金額はどれくらい借り入れしているのかということはすぐにわかるようになっています。

 

ですから、おまとめローンを利用するとその結果は1社から多額のお金を借り入れて他の会社の借金を返済しているという特徴的な情報になりますから、金融機関はすぐに「おまとめローンを利用した」ことがわかります。

 

そうすると通常であればキャッシング枠を0にする金融機関がほとんどなのですが、中には、そのまま0にせずキャッシング枠が残ったままの会社もあります。

 

たとえおまとめローンを利用したとしても、キャッシング枠が残っていれば追加の借り入れができてしまいます。しかもローン一本化によって返済額が減ると、人は毎月使えるお金が増えたと錯覚してまいがちです。

 

返済額が2万円減るとあと1万円返済額が増えても大丈夫だと思ってしまい、さらに追加で借り入れしてしまう人が多いのが現実です。結果、一本化前よりも借金を増やしてしまうことになります。

 

特に銀行からの借り入れは「貸金業者」からの借り入れではないので総量規制の対象外となっています。一方で消費者金融での借入はおまとめローンで一本化するために申請するときは総量規制の対象外となるのですが、追加融資は総量規制の対象です。

 

たとえば年収300万円の人がおまとめローンで120万円の借り入れを行っていた場合、その時点で年収の3分の1以上の借入額となっているため消費者金融は追加融資をすると法律違反になってしまいます。そのため新たに貸し出すことはできません。

 

一方で銀行系カードローンは総量規制の対象外のため追加融資が出来てしまいます。そのため、ローン一本化を銀行で行った人は、追加融資も受けることができるために借金から抜け出せなくなっている人が増えています。

 

 

1−5.周囲を巻き込んで状況が悪化してしまうこともある

 

銀行は総量規制の対象外であることで過剰な貸付の温床になっている、と社会問題になったのは最近です。それを受けて、銀行カードローンは総量規制対象外であると宣伝することは禁止され、審査も厳格化されています。

 

こうして銀行系のおまとめローンでは保証人を求められることが増えてきました。ただ多くの人が家族や身内には内緒にしたまま借金を返済したいはずなので保証人が必要となると別の問題が生まれます。

 

保証人を友人が引き受けてくれるなんてことはほとんどないですから、内緒にしておきたかったとしても最後は家族に頼るしかありません。大事な家族ですから保証人にはなってくれるかもしれませんが、家族関係に大きくヒビが入ってしまうなど、その他の状況が悪化してしまう可能性もあります。

 

保証人不要のおまとめローンや保証会社を利用できることもありますが、そのときは金利が高くなり、ローン一本化最大の魅力の「金利の引き下げ」が小さくなります。

 

関係が崩れることを覚悟して家族に保証人を頼るか、金利がほとんどかわらないローン一本化を行って毎月の返済管理を楽にするかどちらを選ぶにしても、周囲を巻き込んで状況が悪化してしまうリスクがあります。

 

2.ローン一本化は借金の根本解決にならない

 

ここまで見てきたように、ローン一本化は借金の借り換えにすぎず根本的な解決策とは言えません。返済先をまとめることで金利や返済額を下げられても、返済期間が長くなって支払う利息が高くなることがほとんどです。

 

また追加で借入ができる状態なので、ローン一本化したあとさらに追加で借入してしまって気づけば借金が倍増してしまう人もいます。そして払いすぎた利息は返ってきません。

 

借金問題の根本的な解決には、法的に認められたやり方で債務を整理することや、家計から無駄を省いて生活することのほうがよっぽど重要です。

 

銀行が提供しているサービスだからといって安易に手を出すべきではありません。

 

 

3.ローン一本化は銀行をおすすめしない1番の理由 〜銀行カードローンの過剰融資が社会問題化〜

 

2006年、多重債務者への過酷な取り立てが問題化して貸金業法が改正されました。2010年には改正貸金業法が施行され、消費者金融などの貸金業者からの借入は総額で年収の3分の1を超えてはならないとする総量規制が適用されます。

 

しかし銀行カードローンはこの対象外となっています。住宅ローンなどの貸出金利が低くなって、金利が最高十数%にもなるカードローンに銀行が力を入れたという背景もあり、の融資額はどんどん増加しました。2011年には消費者金融の融資額を超え、2016年末には5兆4377億円と改正貸金業法施行以前と比べて65%も増えていました。

 

さらに銀行は利用者から入る金利の一部を傘下の消費者金融や提携先に回すことで、消費者金融が利用者の債務を保証する仕組みも作り上げています。

 

実際、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のアコムは16年3月期の貸出残高は7582億円、保証事業の残高は8857億円とそれを上回るほどに拡大しています。つまりこの構図は、貸し手であった消費者金融が「保証人」に形を変えただけとも言えるのです。

 

総量規制がその役割を果たせていません。そして銀行カードローンが多重債務・過剰融資の温床になっていると社会問題になりました。これが銀行でローン一本化することをおすすめしない1番の理由です。

 

批判を浴びるようになったのは最近ですが、2017年3月には早速みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の大手3行が自主規制を強化する決断をしました。

 

 

4.借金の根本解決にはローン一本化よりも弁護士に相談

 

おまとめローンをしなければならないほど借金に苦しんでいるなら弁護士への相談も検討してみることがおすすめです。

 

弁護士を通して債務整理を行うことで将来支払う利息をカットできたり、過払い金が戻ってきて借金自体が減ったりする可能性があるからです。

 

借金を減額できれば毎月の支払額を減らしながら、支払総額も減らせます。借入額と利息、過払い金も含めてすべて支払わなければならなかったおまとめローンに比べると支払総額ではかなりの差が生まれるでしょう。

 

過払い金があればそれを請求することで借金の返済にすべてあてることができます。想定よりもずっと早く借金返済の目処が立つわけです。また過払い金返還請求をするとブラックリストに載るのではないかと不安に思う方もいるかもしれないですが心配不要です。

 

過払い金返還請求をしたことによる報復的なブラックリストへの登録は禁止されています。もし登録されてしまった場合は不当として登録抹消を請求できます。

 

 

5.ブラックリスト登録された方が根本的な解決につながる?

 

過払い金返還請求は大丈夫ですが、任意整理などの債務整理を行うと信用情報にその記録が登録されて、ローンや借入の新規申込みの審査が通りにくくなります。これを一般的に「ブラックリストに登録された」といいますが、借金問題を解決する上で、強制的に追加の借入ができない状態を作り出すことは非常におすすめです。

 

どうしても人は意思が弱いですから、借金をしっかりと返済できていて借入残高が減っていくと、「ちょっとくらいはいいだろう。」と追加で他社から借りてしまいます。特に一度多重債務者になった経験がある方ほど顕著に、追加で借入を行います。

 

債務整理を行うと5年ほど記録が残るので、その間は追加で借入することができません。つまりその間は借金を返済することしかできません。これは生活を見直すいいきっかけになるでしょう。

 

過剰借入の問題は、今の借金の負担を減らすだけでは一時的な解決にすぎません。借金しなくても問題ない生活を送れるように改善することが根本的な解決につながるのです。

 

そしてブラックリスト登録されたからと言って一生記録が残るわけではありません。借金を完済し、信用情報が記録から消えるころには生活も立ち直っていることでしょう。

 

6.気軽に無料借金減額シュミレーター


ただ弁護士に相談というと今まで接したことのない世界ですから、身構えてしまう気持ちはわかります。法外な相談料を請求されるのではないか、雑に扱われるのではないか、不安に感じます。

 

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7.切羽詰まっているので今すぐ弁護士に相談したい!

 

もう多重債務で生活が限界!と感じている方や、借金の催促を止めたい方は、今すぐにでも借金返済の専門家(弁護士)に借金の相談することを強くおススメします。
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